ドイツ銀行のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者（ＣＥＯ）は８日、欧州は金融危機後の銀行を安全にしたが、統合や成長を生み出す環境作りに失敗し、国際的な競争力を損ねたとの見方を示した。
ゼービング氏は独経済紙ハンデルスブラット主催のバーチャル会議に出席し、「大手銀行を特に慎重に規制することは適切であったし、今でもそうだ」と述べた上で、「しかし、欧州では銀行が大型化しないよう多くの措置が講じられた。これには疑問の余地がある」と主張した。
欧州の銀行幹部は、銀行同盟計画を完了するよう議員らに強く求めてきた。欧州では銀行監督を統一し、破綻した銀行の処理は共同して行うようになったが、クロスボーダーの合併をより容易にする共通の銀行預金保険制度は構築できていない。
ドイツ銀を含む欧州主要銀行の時価総額は米銀に比べるとわずかだ。 ドイツ銀の株価は特に低迷し、金融危機直前のピーク時を88％程度下回る。一方で、米ＪＰモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループなどは過去最高値を更新している。
ゼービング氏は「この時価総額の差をどうするべきか」と問いかけ、「欧州の域内市場を可及的速やかに強化する必要がある。特にサービス面だ。これには銀行・資本市場同盟も含まれる」と訴えた。
同氏はまた、ドイツ銀の2022年の業績目標達成に自信を見せ、企業合併・買収（Ｍ＆Ａ）の対象となる「パートナー」は探していないと語った。
原題： Deutsche Bank Chief Blames Europe for Keeping Banks Small (1)、Deutsche Bank’s Sewing ‘Optimistic’ Lender Will Hit 2022 Targets（抜粋）
September 08, 2021 at 07:18PM
https://ift.tt/3nff92S
ドイツ銀ＣＥＯ、欧州は銀行規模を抑制と批判－銀行・資本市場同盟を - ブルームバーグ
https://ift.tt/3ay8us5
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "ドイツ銀ＣＥＯ、欧州は銀行規模を抑制と批判－銀行・資本市場同盟を - ブルームバーグ"
Post a Comment