北勢を本拠とする三重銀行と、中南勢を本拠とする第三銀行は、なぜ経営統合を選択し、さらに両行を合併するのか。5月1日に誕生する「三十三銀行」でそれぞれ頭取、会長となる三重銀の渡辺三憲頭取(66)と第三銀の岩間弘頭取(66)が、本紙に胸の内を語った。 (上井啓太郎)
「結婚と一緒だと思うよ」。三重銀の渡辺頭取は合併の過程を振り返る。日銀が二〇一三年に始めた大胆な金融緩和策は、一六年にはマイナス金利の導入まで進んだ。「金利は銀行にとって本業」と渡辺頭取。マイナス金利下では融資で得る利回りが大きく減る。「経営基盤、顧客基盤を強化しなければいけないと多くの地方銀行が思ったはずだ」。第三銀とは〇六年から現金自動預払機(ATM)を相互無料開放していた。
第三銀の岩間頭取も一六年ごろ、コスト削減の限界を感じていた。「金利は下がってきているのに、コストは下がっていかない。そうなると選択肢はそんなになかった」。去来する思いがあった。
二人はともに名古屋大経済学部卒。毎年五月に開かれる学部の同窓会で顔を合わせていた。地域の経済界の集まりもある。「もうちょっと頑張ることはできるけど、抜本的に体力を回復する必...
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April 28, 2021 at 03:00AM
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