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国際物理オリンピック、金2人・銀3人メダル獲得 - リセマム

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 文部科学省は年2023年8月14日、「第53回国際物理オリンピック」に参加した5人の生徒のうち2人が金メダル、3人が銀メダルを獲得したと発表。この成績を踏まえ、5人を文部科学大臣表彰受賞者とすることを決定した。

 国際物理オリンピックは、1967年にポーランドにて第1回大会が開催された物理の国際的なコンテスト。参加資格は、20歳未満で大学などの高等教育を受けていないこと。さまざまな国や地域から高校生などが参加し、国際的に交流しながら、物理学に対する興味や関心、能力を高め合っている。2023年の第53回は日本(東京都)で7月10日~7月17日に開催。日本は2006年から参加を続けており、17回目の参加となる。

 第53回国際物理オリンピックは、80か国・地域から387人の生徒が参加。各国内で選抜された最大5人の代表選手たちが、リーダーやオブザーバーからなる引率役員とともに参加する。8日間という長い会期の間、選手は理論問題・実験問題にそれぞれ5時間をかけて挑戦するほか、開催国の文化に触れるイベントに参加することを通じて、ほかの国々からの参加者や主催者と国際的な交流を深める。

 日本からは5人が出場し、田中優希さん(灘高等学校)と今村晃太朗さん(大手前丸亀高等学校)が金メダルを獲得。岩下幸生さん(札幌開成中等教育学校)と喜多俊介さん(筑波大学附属駒場高等学校)、東川レオンさん(筑波大学附属駒場高等学校)の3人が銀メダルを獲得した。

 この結果を踏まえ、文部科学省は出場した5人全員を文部科学大臣表彰受賞者とすると発表した。金メダルは参加者の成績上位約8%、銀メダルは次の約17%、銅メダルはさらにその次の約25%の割合で与えられる。前年の大会では、日本は銀メダル3人、銅メダル2人受賞。今大会で銀メダルを獲得した喜多さんは、前年は銅メダルを獲得しており、2年連続でメダルを獲得した。

 国際物理オリンピックは、各国の引率役員が理科教育推進のための国際的なネットワークを形成し、自国の理科教育を国際標準に照らして見直す良い機会にもなっているという。

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August 15, 2023 at 09:15AM
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