旅行大手のＪＴＢが政府系の日本政策投資銀行に資本支援を要請する方向で検討していることが４月30日に分かったと、共同通信が伝えた。新型コロナウイルス感染症の流行による旅行需要の激減で悪化した財務基盤を厚くするためだとしている。
共同によると、支援額など詳細は今後詰めるが、ＪＴＢが議決権のない優先株を発行し、政投銀に引き受けてもらう案を軸に検討している。関係者によると、ＪＴＢは主力取引行のみずほ銀行をはじめ、民間の大手銀行にも水面下で支援を打診しているという。
５月１日付の読売新聞によると、支援額は数百億円規模に上る可能性もある。
ＪＴＢはグループ従業員数を2019年度比で6500人削減し、国内店舗の約25％に当たる115店舗の閉鎖を柱とする構造改革に着手したが、コロナ禍が長期化する中、資本増強が必要と判断したと、共同は報じた。
May 01, 2021 at 07:57AM
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ＪＴＢが政投銀に資本支援要請を検討、水面下で大手銀にも打診－報道 - ブルームバーグ
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