東京スター銀行は18日、熊本市西区に熊本オフィスを開設した。同行は台湾大手の中國信託商業銀行の傘下。台湾積体電路製造（TSMC）をはじめとした台湾から熊本県内への進出企業や、その従業員に向けた金融サービスなどを担う。
熊本オフィスはJR熊本白川ビル5階（床面積82平方メートル）。東京スター銀が新たな拠点を構えるのは5年ぶりで、九州では熊本のみ。台湾出身者2人を含む計4人体制でスタートした。
開所式では伊東武頭取、森本聖一所長と、中國信託商業銀の親会社で台湾大手金融グループ、中國信託フィナンシャルホールディング（FH）の陳佳文社長がテープカットした。
陳社長は「TSMCはわれわれにとって重要な取引先であり、その従業員やサプライチェーン（供給網）の企業に質の良いサービスを提供していく。今後10年で熊本は大きく発展すると確信している」。伊東頭取は「台湾企業に金融サービスを提供できる銀行として、日本と台湾の橋渡しをしたい」と述べた。
開設を記念し、「半導体産業の今後の展望」と題したビジネス交流セミナーを近くのザ・ニューホテル熊本で開催。金融機関や台湾企業などから約150人が参加した。（立石真一）
December 18, 2023 at 04:31PM
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東京スター銀が熊本オフィス開設 TSMC、台湾企業へ金融サービス 【TSMCインパクト】｜熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞
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