30日付の韓国主要紙は、29日の東京オリンピック(五輪)・柔道男子100キロ級で日本のウルフ・アロンに決勝で敗れ銀メダルとなった韓国の趙グハムが、勝者をたたえる姿を1面などで大きく報じた。東亜日報は、趙が決勝戦後にウルフの手を取って天井に突き上げる姿を紹介し「品格は金」と賛辞を贈った。

延長戦にもつれ込み9分半を超えた激闘の後、2人は歩み寄って肩を抱き合い、趙はウルフが勝者だと強調するように手を取って掲げた。

趙は、その後のインタビューでも「本当に強かった。今まで組み合った相手の中で最も強かった」と称賛。一方、帰国後は2024年のパリ五輪の準備をすると述べ、リベンジを誓った。(共同)