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「金・銀・銅」3匹のオニオコゼが“メダル色”で揃い踏み…なぜこんな色なのか水族館に聞いた - www.fnn.jp

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岩場など周囲の環境に合わせて体の色を変える生き物がいる中、いま水族館に展示されている3匹の魚が注目を集めている。

それが、三重県志摩市の「志摩マリンランド」に展示されている「オニオコゼ」。

一般的な「オニオコゼ」の体色は黒や灰色だが、「志摩マリンランド」に展示されている「オニオコゼ」は、なんと「金(黄)・銀(灰褐色)・銅(オレンジ)」というメダルのような色合いなのだ。

3匹が並んだ姿は、まるでスポーツ大会の表彰台のよう。

「オニオコゼ」
この記事の画像(5枚)

このように鮮やかな色合いだと自然界では敵に見つかりやすく、ここまで大きくなるのは珍しいはず。それも「金銀銅」と3色が揃っているのは驚きだ。

なぜ、それぞれの体色が違うのか?「志摩マリンランド」の担当者にお話を伺った。

オレンジや黄色になるのはレアケース

ーーオニオコゼの特徴を教えて

沿岸の浅い砂泥地に生息し、背ビレに強い毒を持ちます。

ーーなぜこんな色をしているの?

通常の色は黒褐色や灰褐色で魚の生態的な特徴として、岩場や生息場所によって外敵や捕食者にカモフラージュするために少しずつ色を変えているのが一般的です。

一般的なオニオコゼ 

ーーなぜ3色に分かれる?

黄色やオレンジ色になることは比較的まれなケースで、目立つ色になることは、戦略的にマイナスになります。その理由は、はっきり分かっていません。

「オニオコゼ」

最初はオレンジで薄まって黄色に

ーー元からこの色をしていたの?

入館時はオレンジ色でしたが、徐々に色がうすくなり、黄色っぽくなりました。銀と銅については、入館時から色はほとんど変わっていません。

ーーこの色の種類は珍しい?

派手な色は目立つので、自然界で生き残っているのは珍しいです。

ーー生息域は?

関東以南の太平洋と新潟以南の日本海、および東シナ海です。

ーー大きさはどれくらい?

金:29㎝ 銀:26㎝ 銅:24㎝です。

「オニオコゼ」

志摩マリンランドは3月31日で営業休止

ーー来園者の反応は?

「金・銀・銅が揃っていてすごい」など珍しいので反応はよいです。

ーーいつまで展示する?

2021年3月31日まで常時展示しています。

ーーコロナの影響はあった?

2020年までは入館者が概ね15万人から16万人程度で推移しておりました。2021年は、10万人程度に推移する見込みで減少傾向にあります。

ーー今年は東京五輪が開催される。最後に一言を。

魚たちもメダルが多く獲得できますよう応援しています。

「オニオコゼ」

なお「志摩マリンランド」は建物・設備の老朽化などを理由に3月31日で営業を休止することが決定している。展示期間は残りわずかだが、他の生き物も含め、是非とも見に行ってほしい。
 

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March 09, 2021 at 09:50AM
https://www.fnn.jp/articles/-/144282

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