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みずほ銀システム障害の外貨送金遅れ、総額は約500億円 - 日本経済新聞

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日経クロステック

みずほ銀行は3月11~12日にかけて起こしたシステム障害に関し、外貨送金が遅れた取引の総額が約500億円だったと19日に明らかにした。送金が遅れた取引については、既に受取銀行とのやり取りを終え、顧客ごとの意向を踏まえて対応を進めているという。

このシステム障害のきっかけは、勘定系システムの司令塔である「取引メイン」と海外送金などを処理する「外為コンポーネント」とを仲介するシステムでディスク装置が故障したことである。バックアップ装置に自動で切り替わらず、データの不整合も重なり、夜間のバッチ処理が遅れた。その結果、263件の国内他行向け外貨建て送金が遅れた。

みずほ銀行は2月28日以降、2週間弱で4件のシステム障害を起こしている。1件目となる2月28日のシステム障害ではピーク時に4318台の同行ATMが停止した。みずほ銀行と持ち株会社のみずほフィナンシャルグループは現在、詳細な原因の究明と再発防止策の策定を進めている。

(日経クロステック/日経コンピュータ 山端宏実)

[日経クロステック 2021年3月19日掲載]

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