スルガ銀行は８日、サッカーＪ３アスルクラロ沼津、沼津市の沼北町自治会と合同の防災訓練を同町の社員寮で実施した。社員や選手、地元住民ら約１００人が応急手当ての手法や起震車体験などに取り組み、防災意識を高めた。
市や日本たばこ産業（ＪＴ）、セコムなどが訓練に協力し、防災体験ブースを設置した。参加者は各ブースを回り、ＡＥＤ（自動体外式除細動器）の使い方や、簡易担架の搬送方法などを学んだ。社員寮に隣接するグラウンドは市が避難地に指定しているため、新型コロナウイルス感染防止に配慮した避難者の受け入れ手順も確認した。
アスルクラロ沼津の運営会社とスルガ銀はパートナーシップ協定を締結していて、防災訓練は締結に基づいた初の活動となる。同クラブからは菅井拓也主将らが参加した。スルガ銀の増田裕二業務管理本部長は「互いの知見やノウハウを生かし、効果的な訓練につながった。今後も幅広い分野で連携したい」と話した。
（東部総局・水野紗希）
いい茶May 09, 2021 at 07:05AM
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