好セーブを連発し、シュートも決めた安田＝富山市総合体育館
試合後にファンの応援に感謝し、笑顔でポーズを決めるアランマーレ
第４５回日本ハンドボールリーグ女子（第２０週第２日）プレステージ・インターナショナルアランマーレは２１日、富山市総合体育館で北國銀行と今季ホーム最終戦を交え、１９―２７で敗れた。会場に集まったファンに勝利を届けることはできなかったが、６連覇中の女王に食らい付き、成長ぶりを示した。通算４勝９敗で、順位は９チーム中７位。
アランマーレは序盤に先制されると、ポストやサイドを絡めながら相手の堅い守備をかいくぐり、檜木祐穂や高木裕美子の高岡向陵高ＯＧ勢が得点を重ねて粘った。３点ビハインドで始まった後半、檜木がミドルシュートを決めるなどして応戦したが、リードを広げられ、ゴールが遠かった。
横嶋遥は１３日の大阪ラヴィッツ戦で負った右ふくらはぎの肉離れで出場機会がなく、北國銀行の姉・彩との対戦はならなかった。
大森聡監督は「来季はもっと強いアランマーレをお見せできるよう頑張る」とファンに誓った。
アランマーレは２３日、三重県津市産業スポーツセンターで三重バイオレットアイリスと対戦する。
安田３５㍍シュート
主将で守護神の安田絢恵は「考えすぎず、やってきたことを出し切る」と気合十分に臨み、後半２３分には約３５メートル先の相手ゴールへ勢いよく放ったシュートが見事決まってガッツポーズ。「最後のホーム戦で私の肩の強さを見せられてよかった」と声を弾ませた。
今季はホーム６試合中、白星は一つのみ。ファンへのあいさつで「喜んで帰っていただくことは少なかった」と口にすると、涙で声が詰まった。
プレーオフに進出できなかった悔しさは強いが、「（北國銀行は）前は私たちに対して負担もなかったと思う。今は対策をしてきていると感じた。少しずつ戦えているのかな」と、手応えもつかんでいる。
横嶋彩「心強かった」北國銀・富山出身
北國銀行にとっては、今季唯一となる富山での試合となった。東京五輪を目指す横嶋彩（富山市出身、高岡向陵高ＯＧ）はチーム２点目を決め、地元の歓声を受けた。
おととし９月に負った大けがからの完全復活を期す中で「まだまだ力を出せていない」と苦戦が続くが、試合後は「小学校の恩師や家族が来てくれて心強かった」と笑顔満開だった。
同じく代表入りが期待される佐々木春乃（同）は７メートルスローを成功させるなどして存在感を示したが、前半に負傷退場した。
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February 22, 2021 at 03:00AM
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