[フランクフルト 26日 ロイター] - 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は26日、ドイツ銀行の信用格付け見通しを「ネガティブ」から「ポジティブ」に引き上げたと発表した。同行が進める大規模な再編を評価した。
ムーディーズやフィッチもここ数カ月の間にドイツ銀の見通しを引き上げている。
ドイツ銀は業績改善に向け2019年に再編に乗り出し、一部事業の閉鎖や人員削減を実施。2020年に2014年以来の黒字に転換した。
ドイツ銀の格付けは「BBBプラス」で、競合する他行の多くを下回る水準。
S&Pは「ポジティブな見通しは、これまでの大きな進展や、現在の厳しい経済状況への同行の抵抗力を考慮したもの」と説明。「今後12─24カ月の間に再編の効果が表れ、ドイツ銀行のパフォーマンスは、高格付けの他の欧州銀により合致する水準に押し上げられる」とした。
S&Pは昨年、新型コロナウイルス危機を巡る不透明感が広がる中、ドイツ銀の見通しをネガティブに引き下げた。
March 01, 2021 at 08:51AM
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S&P、ドイツ銀の格付け見通しを「ポジティブ」に引き上げ - ロイター (Reuters Japan)
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