[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 欧米の大手投資銀 行が、今年の中国人民元相場の見通しを軒並み上方修正して いる。「ゼロコロナ」政策撤廃以降の本格的な経済活動再開や、不動産 セクターに対する政府の規制緩和方針を受け、中国への力強い資金流入 が期待されるためだ。 バークレイズのFXストラテジスト、レモン・チャン氏は「中国の 経済活動再開や、誰の目にも明らかな不動産セクターを巡る方針転換が 、人民元の見通し引き上げをもたらし、中期的にはさらに値上がり余地 が出てくる可能性がある」と述べた。 ゴールドマン・サックス、HSBC、UBS、スタンダード・チャ ータードも人民元高方向に見通しを変更している。 年末の人民元相場予想を従来の1ドル=6.9元から1ドル=6. 5元に変えたゴールドマンは「資産価格は既に相当な状況の改善を織り 込んだが、経済再開は引き続き中国資産価格を押し上げ、特に株式とク レジット商品に最大の上振れ余地があると見込んでいる」とノートに記 した。 ロイターが今回まとめた各行の予想を平均すると、人民元は年末に 1ドル=6.5元と、足元から3.6%上昇する。1日の水準は6.7 497元で、既に昨年11月終盤の直近安値から7%強、年初来でもお よそ2.2%上がっている。 昨年11月にロイターが実施した調査では、今年末の人民元は7元 前後と想定されていた。 年末の水準が最新の予想通り6.5元に達すれば、年間上昇率は6 .15%で、2020年以来の伸びとなる。 ただ市場では、米国が景気後退(リセッション)に突入して中国の 輸出に打撃を与える恐れがある点を踏まえ、中国政府が人民元の上昇を 抑えようとするとの観測も出ている。 昨年は新型コロナウイルスに起因する混乱や米連邦準備理事会(F RB)の利上げが人民元の下げ圧力として働き、元は年間でドルに対し て8%安と、1994年以降最もさえない値動きだった。 INVESTMENT HOUSE Q1-2023 Q2-2023 Q3-2023 Q4-2023 Goldman Sachs 6.5 (6.9) HSBC 6.7 (7.0) 6.6 (6.95) 6.55 (6.92) 6.5 (6.9) UBS 6.6 (6.9) 6.6 (6.8) 6.5 (6.7) 6.5 (6.7) Standard Chartered 6.7 (7.05) 6.8 (7.1) 6.8 (7.0) 6.75 (6.95) Barclays 7 7 6.8 6.7 (ーからご覧ください。)
February 02, 2023 at 07:14AM
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大手投資銀、今年の人民元相場予想を軒並み引き上げ - ロイター (Reuters Japan)
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